「失敗学校の優等生たち」

 

   分野や形こそ違え、たいていの人は自らのしていることで成功することを求めている。できる限り、その成功への最短距離を探し求めているのだとも思う。ただ、実際はそうはいかないことが多いのではないか。何人もの人々が遠回りをし、立ち止まらねばならなかった。時にその立ち止まりは、失敗という形でその人に臨むことがある。米国のリーダーシップの専門家であるジョン・マックスウェル曰く、『若い時に、たくさん、上手に失敗しなさい』。考えてみれば当たり前のことだが、何かに挑戦しなければ、失敗はない。

   1010軒目でやっと独自のレシピを採用されるまで断られ続けた、ハーランド・デビッド・サンダース。カーネル・サンダースという方が知られているフライドチキンのKFCの創業者である。「君には創造性もないし、アイデアもだめ」と新聞社を解雇されていたウォルト・ディズニーは、やがて世界の人を魅了するキャラクターを生み出し、老若男女、洋の東西を問わず多くの人々に夢を与え続けている。東京通信工業をもう一人の男と設立。初めて造った製品は「炊飯器」。しかし、驚くほど売れず、事業としては大失敗した。この会社の創業者の一人である盛田昭夫は、後にウォークマンなどのヒット商品を生み出し、「世界のソニー」といわれるほどのブランドを確立させた。彼は小学校の教師に「学習する知能がなさすぎる」と言われ、仕事は2度「生産性がなさすぎる」と解雇され、電球の発明に1000回の失敗があったと言われている。そう、言わずと知れた発明王であるトーマス・エジソンである。「ベーブ」という愛称で親しまれた大リーグのスラッガージョージ・ハーマン・ルースは714本の本塁打王である。しかし、同時に、1330回の三振王でもあることも忘れてはならない。リストはまだまだ続き、小欄では足りないし、枚挙に暇がない。

   この成功者たちは皆違う時代、違う場所、違う分野で活躍した人々だが、一様に同じ学校の門をくぐり、そして卒業した。「失敗学校」という名門校だ。そして皆、失敗学校の優等生だったのだ。

 

2020年3月25日

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